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2023 年度 研究成果報告書

日本人女性において2型糖尿病は骨折リスクを上げるか-無作為抽出標本コホート研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03948
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関近畿大学

研究代表者

伊木 雅之  近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)

研究分担者 佐藤 裕保  仁愛大学, 人間生活学部, 教授 (10337115)
上西 一弘  女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (40232764)
梶田 悦子  中京学院大学, 看護学部, 教授 (50135373)
甲田 勝康  関西医科大学, 医学部, 教授 (60273182)
小原 久未子  関西医科大学, 医学部, 講師 (60778455)
濱田 昌実  中京学院大学, 看護学部, 准教授 (70826552)
由良 晶子  近畿大学, 医学部, 講師 (80142595)
高嶋 直敬  近畿大学, 医学部, 准教授 (80435883)
玉置 淳子  大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (90326356)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード骨粗鬆症 / 骨折 / 糖尿病 / 空腹時血糖値 / ヘモグロビンA1c / コホート研究
研究成果の概要

日本人女性の2型糖尿病患者では、骨粗鬆症性骨折の罹患率が上昇するかどうかを明らかにするために、JPOS研究の参加者を対象に10年間の骨粗鬆症性骨折を把握した。
対象者の内、983人が分析でき、空腹時血糖値(FPG)が126mg/dl以上でHemoglobin A1cA (A1c)が6.5%以上となった者を糖尿病と判定すると、いずれも正常であった群を基準にした骨粗鬆症性骨折の年齢、BMI、骨折既往調整ハザード比は1.28 (95%信頼区間0.67, 2.45)で、有意な上昇はなかった。
日本人女性糖尿病患者の骨粗鬆症性骨折に、正常者に比べた有意な上昇は認められかった。

自由記述の分野

骨粗鬆症の疫学研究、臨床疫学、公衆衛生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

2型糖尿病があると骨折は白人では1.7倍になるとされ、日本人男性でも2から3倍になる。しかし、男性に比べて骨折がはるかに多い女性での研究報告はなく、これは看過できない知見の欠落である。本研究結果はこの重大な知見の欠落を埋めるものとなる。さらに、糖尿病の有病状態をFRAX等の骨折リスク評価に追加することにより、骨折リスク評価法の性能を向上させ、潜在する高骨折リスク者を発見し、適切な対応をする骨粗鬆症の2次予防に道を開くことができる。

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公開日: 2025-01-30  

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