研究課題/領域番号 |
20H03951
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 |
研究代表者 |
西田 淳志 公益財団法人東京都医学総合研究所, 社会健康医学研究センター, 社会健康医学研究センター長 (20510598)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 終末糖化産物 / 精神疾患 / 思春期 / 胎生期 / コホート |
研究成果の概要 |
本研究では、一部の精神疾患の患者に認められる終末糖化産物(AGEs)関連代謝障害に着目し、胎生期・思春期のAGEsの蓄積が後の精神症状の発現を予測する可能性を発達コホートにて収集した乳歯検体や尿検体などを用いて明らかにした。また、思春期の社会的ストレス(いじめ被害経験)や低筋力などが思春期の終末糖化産物を増加させることや、それを介して精神症状発現リスクが上昇する可能性を明らかにした。
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自由記述の分野 |
ライフコース疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、発達期における終末糖化産物の蓄積が精神疾患の発症を予測する可能性が示唆され、さらに終末糖化産物の蓄積リスクを高める発達期要因が複数見いだされた。こうした知見に基づき、今後、終末糖化産物の蓄積を予防することで、メンタルヘルスを増進させる効果的な介入戦略が見いだされる可能性があり、本研究の成果の社会的意義は大きいと考えらえる。
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