研究実績の概要 |
1.加熱式たばこに関する既存データの整理: 2018~2019年度に加熱式たばこ使用を含む健康調査を行った3つの企業(約5,500名)から当該年度の健康診断データの提供を受け、加熱式たばこの調査データと突合させた。3つの企業のデータを併せて解析するため、統一フォーマットを作成し、それに合わせてデータを変換した。解析用コーディングマニュアルを作成した。 2.加熱式たばこに関する疫学調査の実施: 別の2つの企業で加熱式たばこ使用に関する調査を実施した。ひとつは2020年6月に健康診断前に調査票を配布し、当日回収する方式で行った(約1,500名)。調査結果を報告書にまとめて事業所にフィードバックした。もうひとつの企業では、新たに開発したWeb調査システムを用いて2021年2月に調査を実施した(約5,800名)。このシステムは、対象者に調査依頼メールを送信し、そこに記載しているURLの電子調査票に回答する方式である。回答者には生活習慣評価票を自動送付した。 3.企業健診で収集した加熱式たばこデータの入手: 加熱式たばこの調査には参画していないが、2017年度より加熱式たばこ使用に関する情報を定期健康診断の問診で収集している企業がある(約3万名)。その施設の健康診断データを入手し、解析用データベースを作成した。 4.追跡調査の準備:2018年度に調査を行った事業所(従業員1,500人)において、3年後にあたる2021年4月の定期健康診断時に行う追跡調査の準備を進めた。具体的には、事業所での承認の手続き、健康診断業者との打合せ(調査票の健診案内への封入、健診会場における調査の流れなど)、調査票のデザイン、調査票の印刷を行った。
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