研究実績の概要 |
塩化カルシウム誘発腹部大動脈瘤モデルの作製:野生型マウスを用いて腹部大動脈を0.5M塩化カルシウム溶液で15分浸し,沈着したカルシウムによって炎症が遷延化することで大動脈瘤を生じさせた. アンギオテンシンII誘発腹部大動脈瘤モデルの作製:野生型マウスを用いてアンギオテンシンIIを4週間持続全身投与し,動脈硬化を基盤とする大動脈瘤を発生させた. 病変部を採取して,ヘマトキシリン-エオジン染色およびマッソン・トリクローム染色を施し,形態学的変化を観察した.また,好中球,マクロファージ,Tリンパ球に対する抗体を用いて,免疫染色を行った.さらに,サイトカイン(IL-1a, IL-1b, IL-6, IL-10, TNF-a, IFN-g)やケモカイン(CCL2, CCL3, CCL5, CX3CL1, XCL1)について,リアルタイムRT-PCR法により,遺伝子発現を検討した.
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