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2023 年度 研究成果報告書

遺伝子変異導入モデルマウスによる、乳幼児突然死解明の革新的診断スキームの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03958
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58040:法医学関連
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

山本 琢磨  兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (50634458)

研究分担者 大谷 成人  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10561772)
村瀬 壮彦  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (40823315)
今坂 舞  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (50759553)
大村谷 昌樹  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (60398229)
池松 和哉  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80332857)
三浦 綾  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (90814814)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード突然死 / 死後遺伝子解析 / 遺伝子変異 / RBM20
研究成果の概要

Rbm20-I538T遺伝子変異動物モデルを作製した。12週齢の雄性マウスの各genotypeにおいて、左室内径短縮率、左室拡張末期径に明らかな差は認められなかった。組織検査では拡張や線維化は認められなかった。スプライシング解析では、Ttn遺伝子のexon51・52・53の含有が、遺伝子発現解析では、Mybpc2・Myot遺伝子がhomo群で優位に増加していた。Rbm20-I538Tノックインマウスにおいては、変異の有無によって形態的・生理学的異常は認められなかったが、Rbm20遺伝子の関与する各種遺伝子のスプライシングおよび遺伝子発現に影響が認められた。

自由記述の分野

法医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

実務上経験した突然死症例において検出された遺伝子変異に関して、モデル動物を用いた検討で病的意義を証明することができた。本研究はRbm20遺伝子変異の解析という点とともに、法医実務における課題をモデル動物を用いて解決したという点においても、法医学突然死研究の意義を示すことができたと考える。今後検出される遺伝子変異についても、変異動物モデルを用いた機能解析・病態再現を行うことで病的意義を持つpathogenic変異であるのかが判明し、家族への予防へと繋げることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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