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2023 年度 実績報告書

日本人に不足するヘルスリテラシーを前提から支える意思決定スキル学習コンテンツ開発

研究課題

研究課題/領域番号 20H03967
研究機関聖路加国際大学

研究代表者

中山 和弘  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)

研究分担者 安酸 史子  日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (10254559)
本城 由美 (佐居由美)  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (10297070)
戸ヶ里 泰典  放送大学, 教養学部, 教授 (20509525)
瀬戸山 陽子  東京医科大学, 医学部, 准教授 (20649446)
石川 ひろの  帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40384846)
米倉 佑貴  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (50583845)
大坂 和可子  慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 准教授 (70322344)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードヘルスリテラシー / 看護情報学 / 健康生成論 / sense of coherence / 意思決定スキル / 保健医療社会学
研究実績の概要

今年度はヘルスリテラシー向上のための学習機会の普及に向け、ヘルスリテラシーを構成する要素である情報評価スキルと意思決定スキルについて、これまでどこで学んだことがある人が高いスキルを有しているかを明らかにするため、全国の20~60代を対象にWeb調査を実施した。情報評価スキルについての調査では、有効回答は947件で、情報の信頼性の確かめ方について学んだことがある人は約半数にとどまった。情報の信頼性の確かめ方について学んだことがある人では、特に学校や職場で学習機会を得ていた人に情報評価スキルが高い傾向がみられた。意思決定スキルについての調査では、有効回答は1088件で、回答者の半数近くが学習の機会を持たないことが確認された。また、いずれのスキルも、小学校または中学校で学び、さらに高等学校でも学ぶことで向上する可能性が示唆された。
また、前年度から継続して、慢性疾患セルフマネジメントプログラム(CDSMP)の受講者におけるヘルスリテラシー、熟慮型の意思決定の程度、意思決定時の行動の変化を評価した。その結果、ヘルスリテラシーは受講3ヶ月後、6ヶ月後に小程度の効果量の改善がみられた(順にHedges’ g=0.195, 0.165)が、統計的に有意ではなかった。熟慮型の意思決定の程度は受講3ヶ月後、6ヶ月後までに小程度の効果量の向上(順にg=0.144, 0.273)がみられ,6ヶ月後においては有意であった(P=0.033)。意思決定時の行動については、有意な変化はみられなかった。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (18件)

すべて 2023 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 9件) 図書 (1件) 備考 (5件)

  • [雑誌論文] ヘルスリテラシーと意思決定支援2023

    • 著者名/発表者名
      中山和弘
    • 雑誌名

      岩手公衆衛生学会誌

      巻: 34 ページ: 31-38

  • [雑誌論文] 看護師のためのヘルスリテラシー入門2023

    • 著者名/発表者名
      中山和弘
    • 雑誌名

      継続看護時代の外来看護

      巻: 28 ページ: 113-120

  • [学会発表] 産業保健看護フォーラム「ヘルスリテラシーと情報評価・意思決定のスキル」2023

    • 著者名/発表者名
      中山和弘
    • 学会等名
      第96回日本産業衛生学会
    • 招待講演
  • [学会発表] 患者中心の医療に求められるもの2023

    • 著者名/発表者名
      中山和弘
    • 学会等名
      全国ファブリー病患者と家族の会の東京シンポジウム2023
    • 招待講演
  • [学会発表] メディカルスタッフセッション3 意思決定支援を見直す~ヘルスリテラシーの観点から~ 「ヘルスリテラシーと意思決定のスキル」2023

    • 著者名/発表者名
      中山和弘
    • 学会等名
      第31回日本乳癌学会学術総会
    • 招待講演
  • [学会発表] 治療を決めるのは誰?どうやって決めるの?2023

    • 著者名/発表者名
      中山和弘
    • 学会等名
      NPO法人肺がん患者の会 ワンステップ 市民公開講座
    • 招待講演
  • [学会発表] 市民公開講座「医療者と患者が一緒に決める シェアードディシジョンメイキング」2023

    • 著者名/発表者名
      中山和弘
    • 学会等名
      日本肺癌学会
    • 招待講演
  • [学会発表] パネルディスカッション健康無関心層へのアプローチ「ヘルスリテラシーのために意思決定スキルを学ぶ」2023

    • 著者名/発表者名
      中山和弘
    • 学会等名
      日本地域看護学会第26回学術集会
    • 招待講演
  • [学会発表] 教育講演「ヘルスリテラシーとシェアードディシジョンメイキング(協働意思決定) 」2023

    • 著者名/発表者名
      中山和弘
    • 学会等名
      第70回日本栄養改善学会学術総会
    • 招待講演
  • [学会発表] 日本の看護系大学における「ヘルスリテラシー」教授状況調査報告2023

    • 著者名/発表者名
      佐居由美, 中山和弘
    • 学会等名
      第28回聖路加看護学会学術大会
  • [学会発表] オンラインセミナー「ヘルスリテラシーとその人らしい意思決定の支援」2023

    • 著者名/発表者名
      中山和弘
    • 学会等名
      第64回日本母性衛生学会総会・学術集会
    • 招待講演
  • [学会発表] 市民公開講座「へルスリテラシー 1人ひとりが自分らしく生きる力」2023

    • 著者名/発表者名
      中山和弘
    • 学会等名
      第13回日本在宅看護学会学術集会
    • 招待講演
  • [図書] 基礎看護学テキスト(改訂第3版) : EBN志向の看護実践2023

    • 著者名/発表者名
      深井喜代子、前田ひとみ(中山和弘 分担執筆)
    • 総ページ数
      528
    • 出版者
      南江堂
    • ISBN
      9784524234950
  • [備考] Health Literacy ヘルスリテラシー 健康を決める力

    • URL

      https://www.healthliteracy.jp/

  • [備考] 自分らしく決める方法「胸に『お・ち・た・か』」

    • URL

      https://www.youtube.com/watch?v=lt3ANLpHFlA

  • [備考] 情報が信頼できるかをチェックする方法「か・ち・も・な・い」

    • URL

      https://www.youtube.com/watch?v=qiDq5sx3k2E&t=9s

  • [備考] 自分らしく決める方法「胸に『お・ち・た・か』」

    • URL

      https://www.tiktok.com/@healthliteracy/video/7227350216536493313

  • [備考] 情報が信頼できるかをチェックする方法「か・ち・も・な・い」

    • URL

      https://www.tiktok.com/@healthliteracy/video/7227349878802877697

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公開日: 2024-12-25  

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