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2022 年度 研究成果報告書

被介助者の生体リズムに同調する熟練看護の暗黙知の具現化とロボット化に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03971
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関摂南大学

研究代表者

川野 常夫  摂南大学, 理工学部, 教授 (90152983)

研究分担者 真嶋 由貴恵  大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (70285360)
石亀 篤司  大阪公立大学, 大学院工学研究科, 教授 (60212867)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード介助動作 / 熟練看護 / 暗黙知 / 生体計測 / ロボット
研究成果の概要

被介助者の生体リズムに同調する熟練看護の暗黙知を具現化し,介助作業の初学者が学習・訓練するための方法論の開発を目的として,まず,仮想の高齢者を対象として仮想空間と仮想力覚を応用した初学者のための介護訓練システムを試作した。次いで実際の介助作業中の身体負荷を可視化し学習のできるAIカメラの開発を行った。AIカメラには複数人の体動の同調度評価機能と熟練度の評価機能を付加した。このAIカメラは介助作業の現場で使用でき,初学者の作業動作や身体負荷の改善に有用である。また,熟練者のノウハウを蓄積し,再現することで初学者の学習の手本となる介助ロボットの制御方法を確立した。

自由記述の分野

人間工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

わが国の要介護認定者は2030年には900万人に達すると予想されており,不適切な介護の仕方によっては,介護される側の廃用症候群や介護する側の腰痛や頚肩腕症候群などを誘発する。また,高齢化率の上昇によって介護する側の人手不足が問題であり,介護者の傷病による離職者の増加はさらに人手不足を助長する。本研究では,仮想空間と仮想力覚を応用した初学者のための介護訓練システムや身体負荷の可視化,熟練度評価などができるAIカメラ,初学者の学習の手本となる介助ロボットなどを開発した。本研究の成果は,要介護高齢者のQOLの向上および看護または介護する側の負担の軽減,初学者の早期熟達などに貢献するものである。

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公開日: 2024-01-30  

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