研究課題
本研究の目的は、地域社会で病とともに生きる人々や家族、市民と専門職とで創るケアリングコミュニティにおける対話の効果を検証することである。本研究ではCBPR(Community-Based Participatory Research)を主軸とし、病とともに生きる人々のケアリングコミュニティの実現に向け、結果評価だけでなくプロセス評価を重要視している。しかし、2020年度よりCOVID-19感染症の影響により、対面でのコミュニティづくりが困難となり、アフターコロナ社会を見据えたケアリングコミュニティの実現を目指す必要性を感じ取り、2021年度よりオンラインを活用するだけではなく、対面を組み合わせたハイブリッド型のケアリングコミュニティの実現へシフトすることを考慮し、研究内容の修正を行っている。2022年度に実施したオンライン参加者を対象にしたインタビュー調査では、対面参加者と同様の思いを抱く一方でオンライン特有の感覚も得ていることが明らかとなった。研究結果に加えてオンライン参加者より継続希望が多く聞かれたこともあり、2023年度は対面とオンラインを組み合わせたケアリングコミュニティでの対話実施を開始した。2023年度中にケアリングコミュニティでの対面対話評価およびケアリングコミュニティでの対話の効果検証に至ることは出来なかったが、参加者にアンケート調査を行いながら、内容の修正を繰り返し、アフターコロナ社会を見据えたケアリングコミュニティの実現を目指している。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Journal of Pain and Symptom Management
巻: 67 ページ: 126~137
10.1016/j.jpainsymman.2023.10.016