研究課題
「第3期がん対策推進基本計画」の中心であるがんゲノム医療は、既にがんと診断され治療を受けているがん患者に対する「個別化医療」の提供とともに、検査方法によっては遺伝性腫瘍の可能性も明らかとなるため、臨床現場は混乱をきたしている。その背景としては、多くの医療従事者が、患者や家族に対して、どのように対応すればよいのか経験が不十分なため、自分たちに対応できるスキルがないことからくる不安によるものであることが多い。そこで、遺伝性腫瘍への偏見や苦手意識を持つことなく、がんゲノム医療に携わることができる人材育成を行うために、がん看護専門看護師を対象としたがんゲノム医療における看護師の役割に関する教育プログラムを開発し、介入効果をクロスオーバーランダム化比較試験(RCT)にて検証することを目的とした。令和2年度は、2017年~2019年科学研究費助成金『がん看護専門看護師を対象とした遺伝リテラシー向上のための教育プログラムの開発』の成果を活用し、教育プログラム案を作成するために、関連する国際学会や国内学会に参加し最新の情報収集し、研究分担者と打ち合わせを行う予定であった。しかし、新型コロナ感染症による影響のため、計画が遅れている。関連する国際学会や国内学会に参加し最新の情報を収集することができなかったこと、各所属先での本務が多忙になり、研究に対するエフォートが低下したことにより、教育プログラム案の作成を行うことができなかった。そこで、次年度は、2017年~2019年科学研究費助成金『がん看護専門看護師を対象とした遺伝リテラシー向上のための教育プログラムの開発』の成果を再度見直し、教育プログラム案に活用する内容を選定する。また、国内外の関連学会の情報を可能な範囲で収集し、教育プログラム案の作成に役立てる。さらに、共同研究者と遠隔で会議を行い、具体的に教育プログラム案の作成に取り組む。
4: 遅れている
令和2年度は、2017年~2019年科学研究費助成金『がん看護専門看護師を対象とした遺伝リテラシー向上のための教育プログラムの開発』の成果を活用し、教育プログラム案を作成するために、関連する国際学会や国内学会に参加し最新の情報を収集し、研究分担者と打ち合わせを行う予定であった。しかし、新型コロナ感染症による影響のため、関連する国際学会や国内学会に参加し最新の情報を収集することができなかったこと、各所属先での本務が多忙になり、研究に対するエフォートが低下したことにより、教育プログラム案の作成を行うことができなかった。
今後は、2017年~2019年科学研究費助成金『がん看護専門看護師を対象とした遺伝リテラシー向上のための教育プログラムの開発』の成果を再度見直し、教育プログラム案に活用する内容を選定する。また、国内外の関連学会の情報を可能な範囲で収集し、教育プログラム案の作成に役立てる。さらに、共同研究者と遠隔で会議を行い、具体的に教育プログラム案の作成に取り組む。
すべて 2021 2020
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (5件)
日本がん看護学会誌
巻: 35 ページ: 1-9
四国医学雑誌
巻: 76 ページ: 45-54
緩和ケア
巻: 30 ページ: 125-129
エンド・オブ・ライフケア
巻: 4 ページ: 84-88
遺伝性腫瘍
巻: 20 ページ: 93-114
巻: 20 ページ: 59-78