研究課題
急性期脳卒中の嚥下障害に対する包括的診療アルゴリズムを確立することを目的とした。健側肢の握力・下腿周囲長と骨格筋指数を計測し脳卒中患者のサルコペニアを診断するスキームを構築し、脳卒中ケアユニット入院時に嚥下障害低栄養・サルコペニア・嚥下障害をスクリーニングした。全身のサルコペニアを罹患した急性期脳卒中者は、嚥下障害の合併頻度が高く、舌圧が低下し、入院中のFunctional Oral Intake Scale (FOIS)<5と誤嚥性肺炎合併のリスクが高いことを明らかにした。また全国アンケート調査では、脳卒中患者の低栄養、特にサルコペニアに対する診療体制が、急性期脳卒中センターでは十分に整っていないことも明らかにした。嚥下障害に対する包括的な診療アルゴリズムを構築し、急性期脳卒中センターで実装する意義を検討することができた。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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