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2023 年度 研究成果報告書

薬理的神経制御を用いた新たな脳卒中運動療法の開発に対する生体脳イメージングの応用

研究課題

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研究課題/領域番号 20H04048
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

前島 洋  北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (60314746)

研究分担者 真先 敏弘  帝京科学大学, 医学教育センター, 教授 (00585028)
榊間 春利  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10325780)
高松 泰行  北海道大学, 保健科学研究院, 助教 (40802096)
芳賀 早苗  北海道大学, 保健科学研究院, 特任講師 (60706505)
尾崎 倫孝  北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (80256510)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードリハビリテーション / 脳卒中 / 運動 / ニューロモジュレーション / 生体イメージング
研究成果の概要

脳卒中の機能回復に必須なBDNF発現についてLuc-Bdnf Tgマウスを用いた生体脳イメージングを実施し、運動誘発性BDNFの脳内発現動態を明示した。更にα5サブユニットを含みシナプス外に発現するGABAA受容体は中枢神経の興奮性に対してtonic inhibition作用を有す。脳卒中後のGABAトランスポーター障害等による興奮性の低下に対してα5サブユニット特異的阻害薬であるL-655,708の投与を併用した運動療法効果について脳出血モデルラットを対象に検証した。L-655,708は脳内BDNFの発現を増強し、運動療法とL-655,708投与の併用による相乗的な機能回復の促進を示した。

自由記述の分野

リハビリテーション科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳卒中の回復期リハビリテーションにおいて、理学療法とりわけ運動療法による運動機能の再獲得が期待される。しかし、多くの脳卒中患者において重篤な機能障害が残存し、その後のQOLを著しく障害する。本研究は限られた治療機会において運動療法効果を最大限に促進するため、薬理的神経制御を併用した運動療法の有効性について脳卒中モデル動物を用いて検証し、その併用療法による相乗的な機能回復効果を示した。本研究の実験動物における成果は、従来の脳卒中リハビリテーションにおける運動療法に対するコンディショニングとしての薬理的神経制御の有効性を示す所見であり、今後、臨床応用が期待される基礎的研究成果である。

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公開日: 2025-01-30  

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