• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

筋細胞の適応を導くターゲット分子を目で見て理解するマルチバイオイメージング

研究課題

研究課題/領域番号 20H04074
研究機関電気通信大学

研究代表者

狩野 豊  電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (90293133)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード過酸化水素 / カルシウムイオン / 活性酸素 / 骨格筋 / バイオイメージ
研究実績の概要

本研究は,細胞適応を誘導するスイッチ(切替装置)の役割がカルシウムイオン(Ca2+)と活性酸素種(ROS)のダイナミクス(細胞質中の空間的・時間的な濃度変化の連続)にあるという仮説を検証する.
令和4年度では,特に過酸化水素(H2O2)のダイナミクスに着目した.過酸化水素は,活性酸素種の中でも半減期が長く,拡散しやすいユビキタスな分子であり,酸化還元シグナルの観点から,生理機能に最も影響力のある活性酸素の一つと考えられている.近年,細胞内過酸化水素を感知する生体センサーとして過酸化水素感受性蛍光タンパク質であるHyper7が開発された.本研究は,このバイオセンシングツールを用いて,生理的な環境下による細胞質過酸化水素イメージングのin vivoマウス骨格筋モデルを構築した.その結果,酸素需要供給バランスが破綻する心停止モデルでは,筋細胞内過酸化水素の蓄積が生じることを明らかにした.その一方,筋収縮後の過酸化水素レベルは,収縮強度(単収縮 vs強収縮)に依存するものの,筋疲労やカルシウムイオン蓄積が惹起される収縮条件においても,そのレベルは低いことが明らかになった.

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Ryanodine receptors mediate high intracellular Ca2+ and some myocyte damage following eccentric contractions in rat fast-twitch skeletal muscle.2022

    • 著者名/発表者名
      Tabuchi A, Tanaka Y, Takagi R, Shirakawa H, Shibaguchi T, Sugiura T, Poole DC, Kano Y.
    • 雑誌名

      Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol.

      巻: 322 ページ: 14-27

    • DOI

      10.1152/ajpregu.00166.2021. Epub 2021 Nov 10.

    • 査読あり / 国際共著

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi