研究課題/領域番号 |
20H04103
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
望月 和樹 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (80423838)
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研究分担者 |
今井 千裕 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (50778842)
佐藤 憲子 日本女子大学, 家政学部, 教授 (70280956)
針谷 夏代 山梨学院大学, 健康栄養学部, 准教授 (80732784)
合田 敏尚 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (70195923)
本間 一江 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 客員共同研究員 (80724765)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | Gene bodyエピゲノム / 発達期低栄養 / 出生後の過栄養 / 中鎖脂肪 / 難消化性炭水化物 |
研究成果の概要 |
胎生期栄養撹乱(タンパク質制限、コリン制限、糖質制限、胚発生初期栄養不良培地培養)や早期離乳、および生後の高脂肪食等の摂取は、代謝、腸バリア、炎症等の遺伝子発現が撹乱すること、その撹乱にはGene bodyエピゲノムが関与していること、Gene bodyエピゲノムを改変しうる食品因子(大麦、フラクトオリゴ糖、中鎖脂肪)は、それらの遺伝子発現を正常化させることによって代謝疾患の発症を抑制する可能性が高いことが明らかとなった。Gene bodyエピゲノムの撹乱を反映しうる炎症関連遺伝子のmRNA/タンパク質は、生活習慣病発症リスクを判定するバイオマーカーとして使用できる可能性が考えられた。
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自由記述の分野 |
栄養学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、発育期・成人期の食習慣の撹乱による代謝性疾患の発症にはGene bodyエピゲノムが関与することを明らかにしたことである。 社会的意義は、本研究の成果により、発育期・成人期の食習慣の撹乱のリスクを国民に啓蒙できること、gene bodyの撹乱を抑制しうる食品や医薬品の開発を促進できるところである。さらに、gene bodyの撹乱を反映する血中バイオマーカーの研究をさらに進めることで、代謝性疾患の発症進展リスクを判断できるようになる可能性があることである。
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