研究課題/領域番号 |
20H04114
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 名古屋学芸大学 |
研究代表者 |
下方 浩史 名古屋学芸大学, 大学院栄養科学研究科, 教授 (10226269)
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研究分担者 |
大塚 礼 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 部長 (00532243)
幸 篤武 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 准教授 (00623224)
丹下 智香子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 研究員 (40422828)
安藤 富士子 愛知淑徳大学, 健康医療科学部, 教授 (90333393)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | フレイル / サルコペニア / 多価不飽和脂肪酸 / 遺伝子多型 / 筋量 |
研究成果の概要 |
1997年から20年以上にわたって追跡されている無作為抽出された地域住民のコホートの60歳以上の参加者を対象として、多価不飽和脂肪酸の摂取量および血清濃度とサルコペニア、身体的フレイルとの関係を解析した。血清エイコサペンタエン酸(EPA)及びEPA摂取量はサルコペニアのリスク低下と、また血清EPAはプレフレイルのリスク低下と関連していた。魚介類の摂取はサルコペニアのリスクを下げていたが、肉類の摂取は、プレフレイルのリスクを上げてしまう可能性が示された。
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自由記述の分野 |
栄養疫学、老年医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2017年度の国民健康・栄養調査では80歳以上は男女とも約2割が低栄養傾向にある。低栄養に伴うサルコペニア、身体的フレイルへの対策の重要性が高まっており、そのためのエビデンスを示す研究の学術的・社会的必要性は高い。本研究により、食事あるいは医薬品やサプリメントとして既に利用が可能なLC-PUFA、特にEPAのサルコペニア・フレイル予防への有用性が確認され、この分野の学術的な効果だけでなく、介護予防などを通して社会への波及効果が期待される。
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