研究課題/領域番号 |
20H04117
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
宮地 元彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60229870)
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研究分担者 |
國澤 純 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 ワクチン・アジュバント研究センター, センター長 (80376615)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | マイクロバイオーム / 身体活動 / 食事 / 介入 |
研究成果の概要 |
本研究では、一人の被験者に対し、野菜摂取増加、たんぱく質摂取増加、運動量増加の1週間(7日)単位の介 入と除去を各6回ずつ繰り返し、その間の全ての糞便と被験者の身体状況と24時間365日の生活習慣を観察・記録することで、生活習慣変動が腸内細菌叢群集構造 の個人内変動に及ぼす影響を経時的に明らかにするN-of-1交差介入試験を実施した。その結果、腸内細菌叢は1週間のたんぱく質や野菜の摂取増加によって繰り返し変動することが示唆された。N-of-1研究の成果を最大化するためには、集団を対象としたコホート研究を実施し、腸内細菌叢と生活習慣や健康アウトカムとの関連を示す研究成果が得られた。
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自由記述の分野 |
健康・スポーツ科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は、1人の被験者に対して介入を繰り返すことで、介入の効果の検出を改善し、介入の効果の再現性を確認できたことである。 本稿で発表された成果以外にも、未解析の多数のデジタルデータ(活動量、睡眠、食事と栄養、ショットガン分析データ)や生体サンプル(凍結便、血液、唾液)が保存されており、さらなる分析やデータ解析が可能であり、今後の腸内細菌叢研究に活用することができる。 これらの研究成果と蓄積されたデータやサンプルは、新しい生活習慣病の予防法や個別化・精密化された生活習慣指導の開発に活用することができる。
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