• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

グリア細胞代謝調節経路を介した栄養恒常性・認知機能調節機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20H04137
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

研究代表者

田口 明子  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 ジェロサイエンス研究センター, 部長 (80517186)

研究分担者 王 蔚  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 統合加齢神経科学研究部, 研究員 (00845167)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードインスリンシグナル / アストロサイト / 認知機能 / 栄養エネルギー代謝 / トランスポーター / 耐糖能 / 老化
研究成果の概要

(1)若齢期の欠損マウスでは、耐糖能異常が誘導された。(2)海馬の神経細胞新生の低下と空間認知障害が観察された。(3)アストロサイトには、老化様形態変化が観察された。(4)ミトコンドリア関連因子について有意な発現変動が観察された。(5)骨格筋では関連シグナル分子の異常な活性化変動が生じていた。(6)脳の栄養エネルギー輸送経路において、各種トランスポーターと乳酸の有意な変化が観察された。(7)老齢期では、耐糖能に変化は観察されなかった。これまでの解析から、アストロサイトIRS1は、体系的な糖代謝制御と認知機能調節に関与し、その機能は、加齢に伴い変化する可能性が示された。

自由記述の分野

神経内分泌

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、新規作製した変異マウスの解析を通じて、アストロサイトIRS1が関与する新たな栄養エネルギー代謝・認知機能調節機構の可能性に迫るもので、学術的独自性が高い内容である。本研究成果において、従来の認知症研究では発見されなかった新たな代謝・認知機能調節機序の存在が示唆されたことから、認知機能障害の予防・治療法の開発へと発展することに期待がもたれる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi