研究課題/領域番号 |
20H04210
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
森 信介 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (90456773)
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研究分担者 |
難波 英嗣 中央大学, 理工学部, 教授 (50345378)
亀甲 博貴 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (50827524)
山肩 洋子 東京大学, 情報基盤センター, 教授 (60423018)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 言語処理 / 画像認識 / 手順書 / 実施動画 / 生化学実験 / 実験室DX / 動作結果予測 / 作業支援 |
研究成果の概要 |
自然言語理解の課題に対して知識の重要性が指摘されている。 本研究では、対象を手順文書に限定し、(1) どの程度の量と質の知識が言語理解に有効か、(2) 有効であるといえる知識をどのように獲得するかという問いに取り組んだ。研究期間後半では、予定外ではあるが、知識表現として作業後の視覚的な状態を記述し、それを予測する課題を提案するとともに、解決方法の提案した。さらに、対象を Wet Lab. に拡張する取り組みを行い、知識の有用性を示すアプリケーションを構築し紹介した。
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自由記述の分野 |
自然言語処理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題を含む一連の研究をいわゆる Wet Lab. に応用する端緒となった。本課題提案前から、レシピと調理動画はデータの取得やアノテーションが容易であることを理由に対象としていたが、研究の有用性としては Wet Lab. への応用を目指していた。本課題及びそれ以前の研究により、Wet Lab. に協力をお願いできる成果を得ていたので、大阪医科薬科大学にてその研究発表を行い、データ取得協力の合意を得たことによる。そのデータにこれまでに得た知見を用いて有用なアノテーションを行い、データセットとして公開するとともに、論文誌上で発表した。その先駆性が評価され、言語処理学会の論文賞を受賞した。
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