研究課題
視覚の自在化を目指した本研究では、今年度光学シースルー頭部搭載型ディスプレイにおける研究において下記のような成果があった。■【1.波面計測による眼の焦点距離・収差の推定、補償光学による視界の見え方推定】昨年度は網膜投影ディスプレイと波面計測センサを組み合わせた拡張現実感向け(AR)ディスプレイの応用として、目の焦点距離に応じて被写界深度を再現するFocus-aware網膜投影を提案し、リアルな奥行き知覚を行えるディスプレイシステムをコンセプト実証した。今年度はこの被写界深度に応じたレンダリングにおける奥行知覚の評価実験を行った。■【2.空間光変調による映像最適化と視覚との連携】光学シースルーARディスプレイでは映像が背景にゴーストのように半透明に表示される。この問題を解決するのが光学遮蔽ディスプレイである。この光学遮蔽を実現する光学系は大型になる課題があった。本年度はフォトクロミック材料とホログラフィック材料によるを用いて、コンパクトな光学シースルーな光学遮蔽システムを構築し、コンセプト実証を行った。本成果はVR/ARに関するトップ国際会議であるIEEE VR 2023のカンファレンス論文1件として発表された。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)
Proceedings of 2023 IEEE Conference Virtual Reality and 3D User Interfaces (VR), pp 237-242, Shanghai, China, Mar. 25-9, 2023
巻: tbd ページ: 237-242
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