本研究では、環境反射空中像の設計のために向けて、その設計手法を開発する。具体的には、環境反射型空中像を設計するにあたって、どういった反射光沢素材を使用すると、どのような明るさ・ボケ具合の空中像を表示することができるのか、その像はどの程度見やすいものなのかを設計できるようにする。反射面の光学特性を用いて、空中像のぼけの表現に関して3つ、輝度の計算に関して1つの手法に取り組み、検証した。その結果、ぼけ方を表す線広がり関数から異方性の無い広がり方を示すPSFに類する関するを得て環境反射型空中像のぼけを表現することや、反射面の特性の1つである光沢度から計算して輝度を推定することに成功した。
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