研究課題/領域番号 |
20H04257
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
下野 昌宣 京都大学, 医学研究科, 准教授 (30552137)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ネットワーク / 脳 / 全脳 / 電気活動 / コネクトーム / 神経 / 非一様 / モデリング |
研究実績の概要 |
本研究では、これまでに準備した技術を総動員して、マウスの脳領域”内”の(細胞密度を超えて)1000個以上の細胞間相互作用ネットワークのパターンを、16の脳領域からデータ取得し、それらのパターンの非一様性(相対的な相同性と相違性)を体系的に説明するルールの解明を目指している。多領域からの分析であるために、多人数での分析を要する。2020年2月までに、事前準備、神経細胞の活動の計測、機能的ネットワークの構築、数理的なルールの抽出を行い、令和3年3月までに、研究成果取りまとめを行う予定であったが、追加で解析機器の検討を行った上で、機器の導入を待ち、数理的なルールの抽出を行う必要が生じた。 本繰越予算を活用して、新たにノートPC2台を購入した。またそれを遂行するための人件費としても活用した。結果、複数のラボメンバーによる解析が可能となり、数理的なルールの抽出が実施可能となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
すでに、全脳の16領域からの分析結果が、論文として書きまとまりつつあるため。 その査読の内容により、データ数の増加を検討する。
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今後の研究の推進方策 |
元々、3週齢のマウスでのin vitroデータ集積を目指していたが、10週齢のマウスからのin vitro計測や、in vivo計測を導入する事で、より立体的な比較を進めてゆく。
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