研究課題/領域番号 |
20H04298
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
山田 恒夫 放送大学, 教養学部, 教授 (70182540)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 学習デジタルエコシステム / 相互運用性 / 個別最適化 / 次世代電子学習環境 / 生涯学習 / 教育デジタルトランスフォーメーション / 国際技術標準 / データ連携 |
研究成果の概要 |
高度情報通信社会・知識基盤社会において、生涯にわたり学習を継続するのに必要な「次世代電子生涯学習環境」の構成の解明をめざした。国際技術標準を含む技術動向やニーズの調査、電子書籍型学習プラットフォーム、カリキュラム標準・シラバスデータベース、電子履修証明などのサブシステムのプロトタイプの開発、それらのデジタルエコシステムへの統合を検討した。COVID-19パンデミックの影響は多大であったが、それ以上に計画の進捗に影響を及ぼしたのが生成系AI(人工知能)の出現であった。公正に個別最適化された学びを実現する「パーソナルAIチュータ」は申請時からの開発目標であったが、その設計について課題が残った。
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自由記述の分野 |
情報学、教育工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、教育関連ではビジネスモデルの扱いであったデジタルエコシステムについて、それを実体化するためのエンタープライズアーキテクチャーのプロトタイプを、部分的・小規模であるが開発し、1EdTech Consortiumのいくつかの技術標準を題材に、そこでの国際技術標準のふるまいを検証したことである。 社会的意義としては、Covid-19パンデミックの前後から、日本でも始まった教育情報デジタルエコシステムの社会実装(文部科学省GIGAスクールプロジェクトなど)にあわせて、その相互運用性を保証する国際技術標準の仕様、品質保証システム、実践例に関する研究成果を公表したことがある。
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