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2021 年度 実績報告書

シベリア森林火災が炭素循環・植生分布・エアロゾル放出に与える影響のモデル推定

研究課題

研究課題/領域番号 20H04317
研究機関北海道大学

研究代表者

DELBART Nicolas  北海道大学, 農学研究院, 招へい教員 (40813754)

研究分担者 小林 秀樹  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(北極環境変動総合研究センター), グループリーダー代理 (10392961)
加藤 知道  北海道大学, 農学研究院, 准教授 (60392958)
酒井 佑槙  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(北極環境変動総合研究センター), ポストドクトラル研究員 (80862523)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードリモートセンシング / 衛星データ / エアロゾル放出 / 生態系モデル
研究実績の概要

昨年度に引き続き、SEIB-DGVMの火災モジュールの改良をおこなうための検証データとして、MODISの熱赤外データをベースに作成されたCO2放出等に関する2001-2020年の0.1度グリッド・1日ステップのインベントリーデータ (Shiraishi et al., 2021, Remote Sensing)を入手し、比較可能な0.5度グリッド・1月ステップに加工した。土地被覆分類データであるGLC2000 (Bartholom & Belward, 2005, Int J Remote Sens)を入手し、こちらも比較可能な0.5度グリッドにリグリッディングした。SEIB-DGVMの火災モジュールとしてGlobFIRM (Thonicke et al., 2001)の他に、Spitfire (Thonicke et al., 2010)の導入も検討した。しかしまずは実装されているGlobFIRMのパラメータチューニングを行い、インベントリー火災放出との間で再現性向上のための検討をおこなった。モノテルペンについては、富士北麓フラックスサイトにおける観測データの整理を行い、シングルサイトにおけるシミュレーションの準備と、G97(Guenther et al., 1997)、MEGAN(Guenther et al., 2006)、プロセスベースモデルの文献調査を行い、コード導入のための情報収集をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

既存火災モジュールについての情報収集と、インベントリーデータの加工に予想よりも時間がかかった。

今後の研究の推進方策

オリジナルSEIB-DGVMのシベリア地域における計算入力データや、スピンアップから歴史実験と将来予測実験までの計算そのものはすでに可能なように整備されており、残すは火災モジュールの改良と、モノテルペン等の計算の実行であるため、最終年度である次年度での計画遂行は可能であると考えている。

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公開日: 2022-12-28  

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