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2022 年度 実績報告書

SDGsと持続可能な開発独裁:アジア地域研究からの警鐘

研究課題

研究課題/領域番号 20H04402
研究機関放送大学

研究代表者

玉田 芳史  放送大学, 京都学習センター, 特任教授 (90197567)

研究分担者 相沢 伸広  九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (10432080)
上田 知亮  東洋大学, 法学部, 准教授 (20402943)
河原 祐馬  岡山大学, 社会文化科学学域, 教授 (50234109)
木村 幹  神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (50253290)
鈴木 絢女  同志社大学, 法学部, 教授 (60610227)
滝田 豪  京都産業大学, 法学部, 教授 (80368406)
中西 嘉宏  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (80452366)
日下 渉  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (80536590)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードSDGs / 権威主義体制 / COVID-19
研究実績の概要

タイにおけるCOVID-19とSDGsの関係ならびにSDGsと君主制奉戴の関係について調査を進めた。非常事態宣言は、反政府運動の取締に利用されていたため、COVID-19の感染状況が落ち着いても、2022年9月まで解除されなかった。他方、2022年9月末から10月初旬にかけてバンコクで開催されたSX2022は、SDGsが国王礼賛の手段とされていることを明らかにした。
研究成果を開示するために、研究代表者の玉田が実行委員長を務めて京都で開催予定の第14回国際タイ学会でSDGsとCOVID-19に関するパネルを設けることにした。しかし、COVID-19の感染状況が改善しないため、開催は時期が2023年の黄金週間へずれ込み、しかもオンラインとなった。そこで2通りの発表方法を用いることにした。第1に、2023年1月に「SDGsは何を持続可能にするのか、開発か独裁か」と題するオンサイトのセミナーを京都で開催した。タイからアッタチャック・サッタヤーヌラック(チェンマイ大学)、シリパン・ノックスワン、ウィエンラット・ネーティポー、プワントーン・パワッカパン(チュラーロンコーン大学)、プラチャック・コーンキーラティ(タムマサート大学)、クリッディコーン・ウォンサワーンパーニット(モンクット王工科大学)の6名の研究者を招き、討議を通じてSDGsが君主制奉戴に利用されていることへの理解を深めた。第2に、国際タイ学会では2023年4月30日に「COVID-19ワクチンをめぐる政治」と題するラウンドテーブルを企画し、タイからシリパン、ウィエンラット、クリッディコーンに加えて、2020年から活発になった若者の政治運動に関する研究の第一人者であるカノックラット・ルートチューサクン(チュラーロンコーン大学)に参加してもらって、コロナ禍における政権の権威主義化について理解を深めた。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (16件)

すべて 2024 2023 2022

すべて 雑誌論文 (13件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [雑誌論文] タックシンの政治表舞台復帰とその影響2024

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      タイ国情報

      巻: 58(2) ページ: 1-14

  • [雑誌論文] タイの総選挙と新政権:国体は残った2024

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      国際情勢紀要

      巻: 94 ページ: 223-240

  • [雑誌論文] SDGsとSEP2023

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      タイ国情報

      巻: 57(1) ページ: 1-13

  • [雑誌論文] どうするトゥーおじさん2023

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      タイ国情報

      巻: 57(2) ページ: 1-14

  • [雑誌論文] タイにおけるSDGsの政治利用2023

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      国際情勢紀要

      巻: 93 ページ: 179-190

  • [雑誌論文] 赤色も黄色も水色も橙色へ:総選挙が教える風向きの変化2023

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      タイ国情報

      巻: 57(3) ページ: 1-19

  • [雑誌論文] 首相選出をめぐる暗闘2023

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      タイ国情報

      巻: 57(4) ページ: 1-20

  • [雑誌論文] セーター政権樹立をめぐる権力闘争2023

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      タイ国情報

      巻: 57(5) ページ: 1-15

  • [雑誌論文] 操り人形の政治2023

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      タイ国情報

      巻: 57(6) ページ: 1-14

  • [雑誌論文] 迷走する民主党とアピシットのクーデタ発言2022

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史’
    • 雑誌名

      タイ国情報

      巻: 56(3) ページ: 2-16

  • [雑誌論文] 憲法改正をめぐる迷走2022

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      タイ国情報

      巻: 56(4) ページ: 1-13

  • [雑誌論文] 軍隊と君主制:タイ政治の転換点2022

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      タイ国情報

      巻: 56(5) ページ: 14-23

  • [雑誌論文] プラユット政権とAPEC首脳会議2022

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 雑誌名

      タイ国情報

      巻: 56(6) ページ: 1-14

  • [学会発表] 風は吹いたのか2023

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 学会等名
      日本タイ学会
  • [学会発表] Politics of the COVID-19 Vaccine.2023

    • 著者名/発表者名
      玉田芳史
    • 学会等名
      International Conference of Thai Studies
    • 国際学会
  • [学会・シンポジウム開催] What SDGs makes sustainable, development or dictatorship?2023

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公開日: 2024-12-25  

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