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2023 年度 研究成果報告書

多民族・多宗教国家マレーシアにおける移民の社会統合――宗教の互助機能に着目して

研究課題

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研究課題/領域番号 20H04408
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分80010:地域研究関連
研究機関北九州市立大学

研究代表者

篠崎 香織  北九州市立大学, 外国語学部, 教授 (90573486)

研究分担者 水野 敦子  九州大学, 経済学研究院, 准教授 (10647358)
西 芳実  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (30431779)
細田 尚美  長崎大学, 多文化社会学部, 准教授 (70452290)
山本 博之  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (80334308)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードマレーシア / インドネシア / ミャンマー / フィリピン / 東南アジア / 移民 / 一時滞在者 / バンサ
研究成果の概要

マレーシアには、植民地時代に形成された住民間の相互扶助の枠組みをもとに、独立期および独立後に政党政治に結びついて発展し維持されてきた経済的・政治的な枠組みとして民族がある。国民はマレー人、華人、インド人のいずれかの民族に属することで公的な資源配分を享受できる。本研究は、外国人がマレーシアで経済的・社会的な位置づけを確保するためにマレーシア国民と関係性を構築する際、宗教の違いによってマレーシア国民のうちどの民族と結びつくかが異なり、そのことが外国人のマレーシアでの暮らし方やその後の生き方の違いなどにつながっていくことを明らかにした。

自由記述の分野

マレーシア地域研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通じて、マレーシア国民である3民族と外国人との関係が規模の面でも質の面でも深まっていった場合、3民族の内部に変化がもたらされる可能性があり、さらには民族を通じたマレーシアの社会構造も変化する可能性があるとの仮説を得た。この仮説は、マレーシア社会の長期的な変化を観察・分析するための視点を提供するものであり、マレーシア地域研究において学術的な意義を持つ。

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公開日: 2025-01-30  

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