研究課題/領域番号 |
20H04467
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
渡辺 俊 筑波大学, システム情報系, 教授 (60212320)
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研究分担者 |
長坂 一郎 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (10314501)
大崎 純 京都大学, 工学研究科, 教授 (40176855)
藤井 晴行 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (50313341)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | デザイン科学 / 建築情報教育 |
研究実績の概要 |
情報技術が進展する中で、今後のデザイン教育のあり方を再検討するため,研究代表者・分担者が主要メンバーである日本建築学会のデザイン科学・数値・知能小委員会において、令和3年7月8日に、建築家と構造エンジニアの共創や建築設計教育を最先端で行われている方々を迎えた「デザイン科学に関する講演会」を開催した。東京大学総括プロジェクト機構・特任講師の平野 利樹氏からは、「3Dスキャン・デジタルファブリケーション技術を用いた複雑形状の設計・製作」について、東京大学大学院新領域創成科学研究科 ・准教授 の佐藤淳氏からは「「こもれび」を生む透過性ある構造形態」について、それぞれの活動を紹介いただき、科研プロジェクトの参考とした。 また、建築学会の情報システム利用技術委員会において「建築情報教育の実態調査アンケート」を実施した結果、情報技術の活用目的については、2次元CADによる製図能力の育成が減少する一方で、設計・デザイン能力の育成が増加していること、授業カテゴリーについては、情報処理系の授業カテゴリーが減少する一方で、構造・施工・環境に関する授業カテゴリーが増加していること、建築情報教育の現状の問題としては、教員の不足・授業サポートスタッフの不足や、費用がかかる・維持保守に手間がかかる点が指摘された。これら建築デザイン教育の現状や問題点について、研究代表者が委員でもある国土交通省の建築BIM推進会議において報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍により、再度、創造性を探究するワークショップを延期せざるを得なくなった。
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今後の研究の推進方策 |
改めて日程調整を行い、創造性を探究するワークショップを開催する。
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