研究課題/領域番号 |
20H04526
|
研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
赤木 友紀 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40782751)
|
研究分担者 |
安楽 泰孝 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (60581585)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 薬剤コーティングバルーン(DCB) / 光応答性 / 血管内狭窄症 / 局所的薬剤送達システム / 医療機器 |
研究実績の概要 |
これまで、本提案コーティング手法の基礎的な検討は、バルーンカテーテルと同素材の粒子を用いて行った。一方で、コーティングに最適な条件や手法の検討、光応答性に関する性能評価のためには、マイクロオーダーの粒子ではなく、実際のバルーンカテーテルによる評価が必要である。しかしながら、条件検討には数多くのバルーンカテーテルが必要となるため、販売されているバルーンカテーテルを使用することは現実的ではない。そこで、原材料から医療用のバルーンカテーテルと同等の規格・性能を有するシートの作成に取り組んだ。本提案システムの検証のためは、シートの表面形状および厚みが既存製品と同等になることが望ましい。原材料はペレット状の粒子であるため、高温で融解し、成形することが可能となる。融解温度は200度前後であることから、200度付近の試料の状態を踏まえて、静置時間、圧縮するための速度を調整した。作成したシートに対し、レーザーを用いた厚み測定を実施した。さらに、本提案システムでは、内側から照射した光がバルーン表面の光開裂リンカーを分解させるため、バルーンの光透過性が必須である。光透過性はバルーンの厚みと関連することが想定されるため、既存製品を参考に、異なる厚みのシートを作成し、光透過性についても調べた。上記の方法で作成方法や性能を評価したシートに対して、本提案システムのコーティング条件の最適化を行った。
|
現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|