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2022 年度 研究成果報告書

聴覚刺激音の選択的注意による脳波応用生活支援システム構築に向けた研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20H04563
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分90150:医療福祉工学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

千島 亮  名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (80252112)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード身体障害系作業療法学 / 非侵襲性脳波応用支援技術 / ヒューマン・インタフェース / 重度神経筋疾患者(児) / 生活支援技術 / 事象関連電位P300成分 / Brain-Computer Interface / 聴覚刺激音
研究成果の概要

重度神経筋疾患者(児)の新たな生活支援技術として,ヒトの受聴特性に着目した事象関連電位P300によりPCアクセスを可能とする独自のシステム構築と刺激条件に関わる基礎的研究を進めた.従来の「Brain-Computer Interface(BCI)」研究では応用されていない「聴覚刺激」を用い,音刺激の選択的注意により得られる目的成分を制御コマンドとするP300型BCI構築の可能性を検討した.種々の骨伝導・気導音の選択的注意による目的成分の安定導出条件を健常被験者にて検証した.利用者の刺激負担の軽減と利便性を担保し,短音や複合音の周波数,音圧,音色をパラメータとした基礎的実験により検討した.

自由記述の分野

リハビリテーション科学・福祉工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの進行性神経筋疾患においては,現在においても根治的治療の確立や病態進行阻止は実現できていない.意思伝達困難へのリスク因子となる眼球運動障害の出現など,身近な家族や医療支援者との意思疎通が完全に制限されるCLIS(complete locked-in state)に至る対象者も極めて多い.生活支援に向けた研究成果は各年開催される国内の日本作業療法学会,日本リハビリテーション医学会,電子情報通信学会,生体医工学会等の学会に,国外では,各国で開催されるニューロ・リハビリテーション関連国際学会をはじめとするBCI研究に特化したシンポジウムや国際学会において成果報告する.

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公開日: 2024-01-30  

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