今後の研究の推進方策 |
黄砂添加実験については、既に調査・実験は終了しており、一部の測定項目(環境パラメーター、クロロフィルa濃度など)の測定・解析を行った。しかし、未測定の項目(無機栄養塩濃度、細菌現存量・生産量・群集構造など)も残っているため、今後はそれらの測定を行い、測定済みのデータと合わせて再度解析を実施する予定である。 無機栄養塩溶出実験については、本年度の夏季はコロナ禍で調査・実験ができなかったため、次年度の夏季に調査・実験を実施する予定である。具体的には、無機栄養塩濃度が低いと考えられる夏季の表層海水に黄砂を異なる濃度で添加し、4日間培養する。測定項目は、pH、溶存態有機炭素(DOC)・無機栄養塩(NO3, NH4, PO4, SiO2)・微量金属(Fe, Cuなど)濃度とする。 得られる結果をまとめて国内・国際学会で発表を行うとともに、国際学術雑誌に論文を投稿する。
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