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2021 年度 実績報告書

直観的道徳判断における知覚・認知メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20J00838
研究機関早稲田大学

研究代表者

白井 理沙子  早稲田大学, 理工学術院, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2020-04-24 – 2023-03-31
キーワード道徳 / 嫌悪 / 認知
研究実績の概要

本研究は直観的な道徳判断のベースとなる知覚・認知処理のメカニズムについて明らかにすることを目指している。昨年度は、感染症拡大の影響に伴い、一部の実験を中断し、オンライン上で実施可能な実験に変更して実施した。以下から実施した実験の一部の内容を抜粋して示す。実験では、道徳違反的な行為に対する評価に顔の印象がどのように影響を及ぼしているのかを検証した。顔の画像にランダムなノイズを加算または減算する手法を利用し、道徳性と関連した顔ステレオタイプを推定した。また、顔からその人物の特性を判断できるという信念に着目し、この信念の程度が道徳性と関連した顔ステレオタイプに及ぼす影響を検証した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

感染症拡大に伴い一部の実験計画を変更し実施することになった。そのため、オンライン上で利用できる実験プラットフォームを利用して実験系を再構築した。また、並行して対面による実験の再開準備を整えることができた。この点から区分 (2)としている。

今後の研究の推進方策

今後の展開として、オンライン上での行動実験のシステムを構築しつつ、対面による実験を再開する。道徳判断とヒトの不随意的な反応に着目し、生理反応を測定するための実験準備を引き続き並行する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Morality extracted under crowding impairs face identification2022

    • 著者名/発表者名
      Shirai Risako、Ogawa Hirokazu
    • 雑誌名

      i-Perception

      巻: 13 ページ: 1-17

    • DOI

      10.1177/20416695221104843

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 行為の道徳性に対する顔ステレオタイプと人相学的信念の影響2022

    • 著者名/発表者名
      白井理沙子・中村航洋・渡邊克巳
    • 学会等名
      日本認知心理学会
  • [学会発表] The Open Biological Negative Image Set (OBNIS) with Emotional Ratings2022

    • 著者名/発表者名
      Risako Shirai, Katsumi Watanabe
    • 学会等名
      International Society for Research on Emotion
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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