現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
A. oryzae をGlucose, Avicel(結晶性Cellulose)、Xylan, 木粉(ブナ由来)をそれぞれ単一炭素源として培養した結果、Xylanにおいて良好な生育を示した。分泌タンパク質をSDS-PAGEで解析した結果、Xylan特異的なタンパク質を分泌していた。それらをLC-MS解析に供した結果、Hydrophobin RolA, HypB を含むSSPsと考えられるタンパク質が同定された。これらの発現量を解析した結果、HypBの発現が顕著に上昇していた。 Bipolaris maydisをGlucose, Avicel、polybutylene-succinate-co-adipate (PBSA, 生分解性プラスチックの一種)、 木粉(ブナ由来)をそれぞれ単一炭素源として培養した結果、Avicelにおいて良好な生育を示した。分泌タンパク質をSDS-PAGEで解析した結果、Avicel特異的なタンパク質を分泌していた。それらをLC-MS解析に供したが、SSPsと考えられるタンパク質の同定には至らなかった。 Botrytis cinerea (灰色カビ病菌)をα化米, Avicel、PBSA, 木粉(ブナ由来)をそれぞれ単一炭素源として培養した結果、木粉において良好な生育を示した。分泌タンパク質をSDS-PAGEで解析した結果、Avicel特異的なタンパク質を分泌していた。それらをLC-MS解析に供した結果、SSPsと考えられるタンパク質が同定された。 Pleurotus ostreatus(ヒラタケ)をα化米、木粉(ブナ由来)をそれぞれ単一炭素源として培養した結果、木粉において良好な生育を示した。分泌タンパク質をSDS-PAGEで解析した結果、木粉特異的なタンパク質を分泌していた。
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