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2021 年度 実績報告書

悪性脳腫瘍のスーパーエンハンサー転写と遺伝子標的エピゲノム編集による治療探索

研究課題

研究課題/領域番号 20J01889
研究機関愛知県がんセンター(研究所)

研究代表者

平野 雅規  愛知県がんセンター(研究所), 愛知県がんセンター研究所分子腫瘍学分野, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2020-04-24 – 2023-03-31
キーワードsuper enhancer / glioma / meningioma / epigenetics
研究実績の概要

当該年度においては、引き続き手術中に採取した脳腫瘍(神経膠腫瘍・髄膜腫など)検体からのオルガノイド作成を実施した。さらに凍結腫瘍検体およびオルガノイド検体を用いた各種次世代シーケンサー解析(特にH3K27アセチル化クロマチン免疫沈降シーケンス解析)のための各種条件検討を追加で行い、最適と考えられる条件を決定した。解析の結果から、悪性脳腫瘍特異的に活性化あるいは不活性化されているスーパーエンハンサーを複数同定することができ、新たな治療ターゲット候補となりうると考えられた。
髄膜腫においては、これまでオルガノイド作成の報告自体がなく、次世代シーケンサーを用いた網羅的解析〔whole exome sequencing(WES), RNA sequencing(RNA-seq), DNAメチル化解析〕から、親腫瘍とオルガノイドの相同性を示した。また細胞と同様にオルガノイドに対しても効率的な遺伝子操作が可能であることを示し、これまで困難であった髄膜腫の基礎実験に用いることができる優れたモデルとなる可能性を示した。
当該年度においては、さらに上記スーパーエンハンサーをターゲットとした新規治療法を開発するため、特異的ターゲットエピゲノム編集を実施するための準備を進め、細胞実験にてその効果を実証した。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Newly established patient-derived organoid model of intracranial meningioma2021

    • 著者名/発表者名
      Yamazaki.S,Ohka F,Hirano M,Shiraki Y,Motomura K,Tanahashi K,Tsujiuchi T,Motomura A,Aoki K,Shinjo K,Murofushi Y,Kitano Y,Maeda S,Kato A,Shimizu H,Yamaguchi J,Adilijiang A,Wakabayashi T,Saito R,Enomoto A,Kondo Y,Natsume A
    • 雑誌名

      Neuro-Oncology

      巻: 23 ページ: 1936~1948

    • DOI

      10.1093/neuonc/noab155

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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