令和2年度は安全なVPN接続基盤であるSINETを構築し、国立がん研究センターと国立循環器病研究センター間の接続が可能となった。実際にデータベースを運用する中でサーバーの増築作業なども実施し、基盤構築の一つとして安全な接続となった。がん登録データやDiagnosis Procedure Combination (DPC)データについて事前に定義書を見て理解を深めていたが、実際にデータを見ながら定義書読み直すことでさらに理解を深めた。大規模なデータベースではあるがデータハンドリング技術について蓄積していたため、適切にデータ構築作業を進められている。 治療コードリストなどについてはすでに作成ずみではあるが複数回入院がある際やがんと循環器両方で行われうる治療などについて微修正を行う必要性が生じたため、再作業を進めている。各がん種における循環器疾患の記述を進めており、まずは取り上げて乳がんの記述のみを行っている。今後は多様ながん種について網羅的に記述分析を展開していく予定である。
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