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2021 年度 実績報告書

コレステロール恒常性を制御する細胞内コレステロール輸送機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20J10181
研究機関東京大学

研究代表者

齋藤 穂高  東京大学, 農学生命科学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2020-04-24 – 2022-03-31
キーワードSREBP / Cholesterol / Oxysterol / ORPs
研究実績の概要

小胞体コレステロールの増減は、コレステロール生合成制御や、細胞内余剰コレステロールの貯蔵といった細胞コレステロール恒常性制御に重要な役割を果たす。そのため、小胞体コレステロール量は、厳密に調節・維持されなければならないが、小胞体コレステロール量の調節機構については未解明な点が多く存在する。近年、オルガネラの膜接触部位における脂質輸送に、様々な脂質輸送タンパク質が関与することが明らかなってきた。そこで、本研究では、これら脂質輸送タンパク質の内、ファミリーのほとんどが小胞体局在能を有し、さらにステロール結合能も有するOxysterol-Binding protein Related proteins (ORPs)に着目した。まず、12個存在するORPsを網羅的にノックダウンし、コレステロール生合成を包括的に制御するSREBP-2活性制御に関与するORPsの同定に到った。さらに同定したORPsは、小胞体コレステロール量依存的に、Acetyl-CoA Acetyltransferase(ACAT)によって産生される、コレステロールエステル産生にも影響を及ぼすことが明らかになり、同定したORPsが小胞体コレステロール量の調節に重要な役割を果たすことが明らかになった。
SREBP-2活性はがん細胞の増殖に影響を及ぼし、さらに同定したORPsがSREBP-2活性に影響を及ぼすことから、同定したORPsが、がん細胞の増殖に影響を及ぼすか検討した。CRISPER-Cas9システムを用いてメラノーマ由来細胞であるA2058細胞のORP+/-株を作出した。作出したA2058細胞ORP+/-株を用いて、細胞増殖能について解析した結果、A2058細胞ORP+/-株では、親株に比べ細胞増殖能が減弱していることが明らかになった。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 水酸化部位特異的な内因性酸化ステロールによるコレステロール恒常性制御2022

    • 著者名/発表者名
      齋藤穂高、佐藤隆一郎、山内祥生
    • 学会等名
      日本農芸化学会2022年度大会
  • [学会発表] 水酸化部位特異的な内因性酸化ステロールによるコレステロール恒常性制御2022

    • 著者名/発表者名
      齋藤穂高、佐藤隆一郎、山内祥生
    • 学会等名
      東京大学生命科学シンポジウム
  • [学会発表] 内因性酸化ステロールによるコレステロール恒常性制御2021

    • 著者名/発表者名
      齋藤穂高、佐藤隆一郎、山内祥生
    • 学会等名
      第75回日本栄養・食糧学会大会

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公開日: 2022-12-28  

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