研究課題/領域番号 |
20J10876
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
杉本 実夏 筑波大学, グローバル教育院, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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キーワード | ウェアラブルデバイス / デザイン / 人間拡張 / インタラクション / 歩行促進 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,道具の存在感を感じさせず能力向上だけを感じ取れる歩行拡張システムを提案し,身体能力が拡張された歩行感覚を与えることである.これにより,デバイス装着時の股関節可動域向上など身体能力の向上,継続利用による筋力の維持・増進を狙うに留まらず,デバイス非装着時においても,移動手段としての歩行の積極的な選択等をはじめとする歩行意欲の向上を狙う. 本研究では歩行を拡張するための足首装着型デバイスの開発を行い,この開発したデバイスの展示・体験を通して,デバイスにより歩行意欲の拡張が行われたことを確認した.また,展覧会展示時にアンケート調査やインタビュー調査を行い,調査結果よりデバイスのあるべき意匠についてデザイン学的考察に取り組んだ.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究成果を論文誌に投稿する論文にまとめることに当初の予定より時間を要したためやや遅れている.デバイスの開発と評価等には計画通り取り組むことができた.
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今後の研究の推進方策 |
今後は当初の計画通り,開発したデバイスを使用した際の歩行感覚・認識についての感性評価に取り組む予定である.また,これまでの研究成果を学術論文にまとめて学術雑誌に投稿し,博士論文の執筆にも取り組む予定である.
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