研究課題
本年度は昨年度に引き続き、アファインヤンギアンと$W$代数の関連性の研究を行った。研究成果としては、採用者が構成したアファインスーパーヤンギアンから長方形$W$スーパー代数の普遍包絡代数への全射写像が、Pengにより構成されたNazarov Yangianから長方形有限$W$スーパー代数への写像とどう関係しているかを発表した。また、本年度採用者は研究論文5本が受諾され、PRIMS、OJM、Lett. in Math、Algebras Represent. Theory、JMPでの出版が決定した。さらに、研究集会への参加も積極的に行い、三つの国内研究集会と一つの国外研究集会に出席をした。5月のリー群と表現論セミナーでの発表では普段ヤンギアンや$W$代数に触れる経験の無い方々に向けて研究発表を行い、違う角度から研究を見直す機会を得ることが出来た。6月の第六回Algebraic Lie Theory and Representation Theoryでは、ヤンギアンや$W$代数に慣れ親しんでいる専門家の前で講演を行う機会を得た。特に、IPMUの山崎氏へ研究成果を伝えることが出来たのは大きかったと考えている。9月の日本数学会2021年度年会では本年度発表した$D$型の場合の結果を周知することが出来た。11月のConference on Algebraic Representation Theory 2021では今まで行ったすべての研究成果を海外の研究者にまで周知した。以前から研究交流を行いたかったが、コロナ禍により交流の機会を得られなかった台湾中央大学のPeng氏などと交流の機会を得ることが出来た。研究集会以外にも、三月に中塚成徳氏に招聘されてIPMUを訪問し、中塚成徳氏の共同研究者である物理学者のMeer Ashwinkumer氏たちと研究の意見交換を行った。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)
PRIMS
巻: - ページ: -
OJM
JMP
Lett. Math. Phys.
巻: 112(3) ページ: -
10.1007/s11005-021-01500-3
Algebras Represent. Theory.,