現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
超好熱性アーキアThermococcus kodakareneisの複製ポリメラーゼであるPolDと、連続的DNA鎖合成に必須な補助因子PCNA (Proliferating cell nuclear antigen)、及びRNAプライマーの合成を担うプライマーゼの3種のタンパク質を用いて複合体形成に関わる相互作用解析、及び構造解析を行った。PolD-PCNA-DNA複合体の2種類の立体構造を明らかにし、論文としてまとめた (Mayanagi et al., BMC Biology, 2020)。また、DNAの有無によってPolDがプライマーゼからPCNAへと複合体のパートナーを切り替えることを実験的に証明することに成功し、論文として発表した (Oki et al., Nucreic Acids res., 2021)。
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