現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
オクタフィリンから分子内渡環反応を用いて新規縮環ポルフィリノイドを合成する研究テーマにおいては、国際論文誌への採択が決まった(Angew. Chem. Int. Ed. 2021, 60, 26540)。その上、初めはメビウス芳香族性を示すポルフィリンテープ類縁体として、ヘキサフィリンテープの合成を目指していたが、柔軟に分子設計をポルフィリン-オクタフィリンハイブリッドテープへと変更することで、世界初のπ拡張されたメビウス芳香族性分子の合成に成功し、論文に採択された(Chem. Eur. J. 2022, 28, e202200328)。前述の通り今年度のみで筆頭著者の論文2報を含めた計4報もの論文が国際論文誌に受理されている。昨年度に続きハイペースで論文をまとめており、期待以上の研究の進展があった。
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