研究課題/領域番号 |
20K00022
|
研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
鈴木 俊洋 崇城大学, 総合教育センター, 教授 (80645242)
|
研究分担者 |
藤原 厚作 大分県立芸術文化短期大学, その他部局等, 講師 (60912467)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 専門知 / 熟練知 / スマート農業 / 農業技術 / 技術哲学 / 科学技術社会論 / 職人 |
研究実績の概要 |
2023年度(最終年度)において、国際学会の開催がおおむねコロナ禍前の状況に戻るなかで、研究成果として、藤原と鈴木との共著による1編の論文(査読有)(「農薬の技術についての技術哲学的考察 ―減農薬運動における農薬と農業者との間の関係性を事例として―」)と、鈴木の単著による1編の論文(招待有)(「科学論の第三の波とは何か」)を公刊し、鈴木と藤原との共同による1回の口頭発表(国際学会)(“Bottom up ethics in Agricultural technology”)、鈴木の単独による1回の口頭発表(国際学会)(” How did Japanese artisans accept modern technology?”)を実施した。 研究期間全体(2020年度~2023年度〔一年延長〕)について、本研究課題の第1年度であった2020年度の初頭からコロナ禍が起こり、2022年度の半ばまでは、フィールド調査は、部分的にしか実施できず、国際学会などの研究発表の機会も制限された状態であった。2021年度からは、農村社会学や地域コミュニティ論を専門とする藤原厚作が分担研究者として加わった。 フィールド調査として、鈴木と藤原とで、2021年度の10月~11月に山形の仏壇職人への調査を、また、2022年度の2月に岡山県のスマート農機を使用する農業者への調査を実施した。 概念的考察としては、鈴木と藤原とは、定期的にオンラインで研究会合を開き、特に農業技術における近年の展開(スマート農業)と熟練知との関係や、農業技術の展開が人間や社会にもたらす影響について、議論をしながら文献的調査及び概念的考察を行なった。 そうした活動の成果は、鈴木・藤原の共著の論文1編、共同発表2回(内国際学会1回)、各々の単著の論文4編、書評2編、単独の口頭発表5回(うち国際学会1回)として公表された。
|