• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

いわく言いがたいものの現象学:「フランス現象学」の生成と発展に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K00034
研究機関立命館大学

研究代表者

佐野 泰之  立命館大学, 衣笠総合研究機構, 特別研究員 (70808857)

研究分担者 松田 智裕  立命館大学, 衣笠総合研究機構, 研究員 (00844177)
鈴木 崇志  立命館大学, 文学部, 准教授 (30847819)
樋口 雄哉  同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (40823034)
川崎 唯史  東北大学, 大学病院, 特任講師 (90814731)
小川 歩人  大阪大学, 大学院人間科学研究科, 招へい研究員 (90850462)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード現象学 / 実存主義 / いわく言いがたいもの
研究実績の概要

今年度前半の研究会では、チャン・デュク・タオの『現象学と弁証法的唯物論』を検討した。フッサール現象学を徹底的に経験的ないし自然主義的に解釈しようと試みる同書が当時のフランスにおける現象学受容において果たした役割について理解を深めた。年度後半には、ジャン=フランソワ・リオタールの『言説、形象』を取り上げ、構造主義と現象学の関係について議論した。また、それに関連して、フランス・エピステモロジー研究者の中村大介氏を招いて講演会を開催し、エピステモロジーと現象学の関係について検討した。
さらに、国立情報学研究所と共催でデジタル・ヒューマニティーズをテーマとするワークショップを開催し、思想史研究の方法論、及び思想史研究と情報科学の可能性をめぐって学際的ディスカッションを行う機会を得た。それによって本研究の方法を改めて問い直すとともに、情報科学の視点を交えて文献研究の意義と限界について有益な知見を得ることができた。
年度末には本年度及び研究期間全体の研究成果をメンバー各自が報告する成果報告会を2回にわたって開催し、メルロ=ポンティ、レヴィナス、ジャン・ヴァール、ジェラール・グラネル、アルフォンス・ド・ヴァーレンス、ジョルジュ・ギュルヴィッチといった多様な論者の現象学理解について学術的知見を共有するとともに、外部からの参加者も交えて意見交換を行った。以上の研究成果を論集として出版すべく、目下準備を進めている。

  • 研究成果

    (15件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (11件) (うち招待講演 3件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] アンリとヴァール、近さと隔たり2022

    • 著者名/発表者名
      樋口 雄哉
    • 雑誌名

      ミシェル・アンリ研究

      巻: 12 ページ: 41~51

    • DOI

      10.20678/henrykenkyu.12.0_41

  • [学会発表] ヴァールとバタイユのあいだのレヴィナス(2)2023

    • 著者名/発表者名
      樋口雄哉
    • 学会等名
      フランス現象学研究会
  • [学会発表] 振舞いとしての『知覚の現象学』序文2023

    • 著者名/発表者名
      川崎唯史
    • 学会等名
      フランス現象学研究会
  • [学会発表] 1940年代末フランスにおける現象学受容の一側面 ――アルフォンス・ド・ヴァーレンス「現象学から実存主義へ」を中心に――2023

    • 著者名/発表者名
      小川歩人
    • 学会等名
      フランス現象学研究会
  • [学会発表] 見者の行為とアイロニー2023

    • 著者名/発表者名
      小川歩人
    • 学会等名
      檜垣立哉教授大阪大学最終年度シンポジウム
  • [学会発表] 『グラマトロジーについて』におけるイェルムスレウ言語論評価についての一考察 ――グラフィックな地層と原エクリチュール――2023

    • 著者名/発表者名
      小川歩人
    • 学会等名
      シンポジウム「イェルムスレウとフランス現代思想 」
  • [学会発表] 初期デリダにおける暴力の主題ーー植民地主義とアルジェリア戦争を背景としてーー2023

    • 著者名/発表者名
      小川歩人
    • 学会等名
      シンポジウム「いま、国家の脱構築?――デリダ、レヴィナス、中上健次と「国民国家(ネーション・ステート)」
  • [学会発表] フランスの現象学受容におけるジョルジュ・ギュルヴィッチの役割:『ドイツ哲学の現在の諸傾向』(1930)を中心に2023

    • 著者名/発表者名
      鈴木崇志
    • 学会等名
      フランス現象学研究会
  • [学会発表] グラネルにおける現象学と「フランスの知覚学派」2023

    • 著者名/発表者名
      松田智裕
    • 学会等名
      フランス現象学研究会
  • [学会発表] メルロ=ポンティから現象学的倫理学へ2022

    • 著者名/発表者名
      川崎唯史
    • 学会等名
      関西倫理学会2022年度大会
    • 招待講演
  • [学会発表] 去勢のシミュラークルあるいは一般化されたフェティシズム――デリダのヘーゲル哲学と精神分析への関心について――2022

    • 著者名/発表者名
      小川歩人
    • 学会等名
      第33回日本ヘーゲル学会シンポジウム「ヘーゲルと精神分析」
    • 招待講演
  • [学会発表] 価値と他者はどのように経験されるか:現象学的アプローチ2022

    • 著者名/発表者名
      鈴木崇志
    • 学会等名
      関西倫理学会2022年度大会
    • 招待講演
  • [図書] 視覚と間文化性2023

    • 著者名/発表者名
      加國 尚志、亀井 大輔(鈴木 崇志、松田 智裕)
    • 総ページ数
      342
    • 出版者
      法政大学出版局
    • ISBN
      9784588151330
  • [図書] レヴィナス読本2022

    • 著者名/発表者名
      レヴィナス協会、渡名喜 庸哲、藤岡 俊博、石井 雅巳、犬飼 智仁、小手川 正二郎、佐藤 香織、長坂 真澄、服部 敬弘、馬場 智一、平石 晃樹、平岡 紘、村上 暁子(川崎 唯史)
    • 総ページ数
      352
    • 出版者
      法政大学出版局
    • ISBN
      9784588151286
  • [図書] 生死2022

    • 著者名/発表者名
      ジャック・デリダ、吉松 覚、亀井 大輔、小川 歩人、松田 智裕、佐藤 朋子
    • 総ページ数
      400
    • 出版者
      白水社
    • ISBN
      9784560098059

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi