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2023 年度 研究成果報告書

近世ヨーロッパ美術における入浴-象徴・行為・場

研究課題

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研究課題/領域番号 20K00172
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01060:美術史関連
研究機関金沢美術工芸大学

研究代表者

保井 亜弓  金沢美術工芸大学, 美術工芸学部, 教授 (30275086)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード水 / 入浴 / 聖血 / ディアナ / アクタイオン / カリスト / スザンナ / バトシェバ
研究成果の概要

本研究では、水の持つ象徴的意義を考慮しつつ、日常的な行為から通過儀礼としての儀式的な入浴までを注目し、特に美術に表された入浴図を図像的に分析した。 まず、ヨーロッパの風呂の歴史を概観し、その上でキリスト教におけるキリストの血、聖血に注目して、聖血を浴びる表象の分析を行った。さらに美術の主題としてよく知られる、ギ古代神話の「ディアナ」の物語と、キリスト教の「スザンナの水浴」「バトシェバとダヴィデ」の物語を分析した。
成果としては、とくに物語主題は、近世のヨーロッパではほぼ表現が定型化するものの、いくつかのパターンに分類できること、また中世における表現の変遷が重要であることが判明した。

自由記述の分野

版画史、北方美術史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、単なる図像分析ではなく、社会背景や当時のモラルに照らして考察を行ったことに意義がある。またきわめてプライヴェートな行為である入浴は、主に女性の表象が行われるが、そこに覗き見という他人、とくに男性の視線が存在しているということも重要である。また、女性を誘惑する者として悪とするミソジニー的な含意も、入浴主題に含まれることが判明した。

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公開日: 2025-01-30  

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