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2022 年度 実施状況報告書

ガラス工芸の新表現ー変色ー表現確立のための研究とオープンリソース化

研究課題

研究課題/領域番号 20K00207
研究機関筑波大学

研究代表者

ジョン ヨンギョン  筑波大学, 芸術系, 准教授 (00760894)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワードガラス造形作品 / 変色 / 色ガラス / ガラス工芸
研究実績の概要

・2022年度は当初計画であったGaffer(ギャファー)社の色ガラスを購入するため業者へ依頼したところ、コロナ禍以降安定して生産・供給されないため納期の確定が難しいということからKugler(クーグラー)社に変更することにした。クーグラー社の色ガラスはライヘンバッハ社やギャファー社と並ぶ国内で多く利用される色ガラスメーカーである。しかし、コロナ過から原料の高騰や原料調達に時間がかかることから納品が読めない状況が続き、クーグラー者の色ガラスも年末に差し掛かる時期に納品された。色ガラスはパウダーの状態で見本を製作しているが、クーグラー社の色ガラスは様々な理由からパウダー状のものから粒状のものまで混じって納品されたた。粒状のものはパウダー状にすりつぶす必要があり手間が発生しているが、22年末からパウダーにすりつぶす作業を進めサンプル作成の下準備をしている。
・コロナ過で行けなかった富山市のガラス美術館、能登島ガラス美術館へ出張し、色ガラスを使用した作品をみて変色個所について観察を起こい情報を収集した。
・変色を利用した作品を制作して第74回岐阜市美術展覧会の出品、奨励賞をいただいた。
・22年度には日本ガラス工芸学会へ論文を投稿し掲載された。「ガラス造形における表現の可能性 ―ライヘンバッハ(Reichenbach) 社の色ガラスにおける変色組み合わせパターン研究―」との題で掲載された。
・22年度は色ガラスの購入が遅れサンプル製作着手まで時間がかかったが、公募展での入賞に論文掲載ができた実りある年だった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

色ガラス納入まで時間がかかったこと、粒度に違いが生じたため粒度を合わせる準備作業が必要となった。

今後の研究の推進方策

全体の半分のサンプル製作が進み結果を論文投稿できたため、2023年度の計画通り進める。

次年度使用額が生じた理由

予定していた消耗品に差額が生じたため残額が発生した。
残額と合わせ2023年度執行予定の使用額は物品購入と出張費などに当てる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] ガラス造形における表現の可能性 ―ライヘンバッハ(Reichenbach) 社の色ガラスにおける変色組み合わせパターン研究―2023

    • 著者名/発表者名
      JEONG yeonkyung
    • 雑誌名

      日本ガラス工芸学会誌『GLASS』67号

      巻: 67号 ページ: pp.20-31

    • 査読あり

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公開日: 2023-12-25  

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