研究課題/領域番号 |
20K00232
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
小川 真司 (才士真司) 岡山大学, 教育学域, 特任准教授 (40774849)
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研究分担者 |
赤木 里香子 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (40211693)
田村 朋久 大手前大学, 総合文化学部, 非常勤講師 (00836637)
伊藤 駿 岡山大学, 教育学研究科, 特任助教 (30839022)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 国吉型・対話探求モデル / 地域性 / 文化芸術資源 / 社会的背景 / 多元的共生社会 / 改良型国吉モデル |
研究成果の概要 |
本研究では2020年度から、大学の教養講義や地域に開かれた大学附属図書館などを活用し、本モデルの運用による「アートの鑑賞体験を市民の多元的共生社会実現のための課題理解を促す機会とするための鑑賞システムとモデルの構築」を試み、最終年度はこの実践事業を行った。この一連の研究と実践活動は、公立美術館などの文化施設や他分野・海外の研究者、企業・団体から推薦され、本モデル運用の機会を広げ、美術館や大学、学生や一般参加者など、その場所や被験者の特性が変わった場合でも、作品の背景として必要な知識の中に「社会的背景」を求める「要望」が過半数を占めることが明らかになった。
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自由記述の分野 |
実践美術
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、芸術作品の鑑賞体験を多様なものとし、「探求活動」につながるモデルを開発と検証を行ってきた。この実践は、岡山大学の複数の教養講義や、岡山や茨城の県立美術館などの展示空間、医療者教育のためのワークショップ等で行われ、本モデルによる鑑賞体験が様々な背景を持つ参加者の対話を促し、作品及び展示・提示手法が示す社会課題の理解の機会を、提供、創出しうることを導いたことには一定の評価があるといえる。加えて、本研究の「芸術作品を通して社会課題を学ぶ」という視点の重要性を、地域の文化施設と協働で提示できたことは、今後のさらなる研究の重要性を提示できたと考える。
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