研究課題
基盤研究(C)
本研究はアスリートのために開発されたマインドフルネスプログラムであるmPEAKを音楽学生の演奏不安に応用し、その効果を検証することを目的として実施した。研究開始当初からパンデミックにより研究の進展に遅延が生じたが、最終的には演奏不安に対するプログラムとしてオンライン版と対面版を作成し、その効果を検証する研究を実施することができた。研究成果の一部はすでに報告されているが、本研究で得られた結果を演奏不安に悩む音楽学生に役立つ知見として引き続き公表していく予定である。
臨床心理学
本研究は、学術的にはマインドフルネスの応用範囲を広げ、演奏不安に対する新たなアプローチ方法を提供するものであり、社会的には音楽学生のメンタルヘルス支援に寄与するという点において意義がある。また、mPEAKのようなプログラムが広く普及することで、音楽以外の分野においてもストレスマネジメントの手法として活用される可能性があり、学術と実践の両面において新たな展開を期待することができる。