• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

仮名本『曽我物語』の後期本文の変容とその意味

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K00317
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02010:日本文学関連
研究機関大妻女子大学

研究代表者

小井土 守敏  大妻女子大学, 文学部, 教授 (30352660)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード曽我物語 / 軍記文学 / 仮名本 / 流布本
研究成果の概要

仮名本『曽我物語』後期本文の最終型としての流布本の本文策定ならびに注釈作業を行った。流布本に基づいて物語年表ならびに諸本記事対照表、物語関係地図を作成して付録とした。また、底本に載る挿絵のすべてを掲載し、その挿絵の解釈や本文との関係性を明示した。また、『曽我物語』を流布本で読み直すことの意味を解説としてまとめた。以上の成果を盛り込み、『曽我物語 流布本』として武蔵野書院より刊行した。

自由記述の分野

日本中世軍記文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

仮名本『曽我物語』の後期本文の最終型とも言える流布本の注釈付き本文提供は、1966年の日本古典文学大系(岩波書店)所収本以来であり、研究成果としての今回の本文の提供は、その間50年余の間の研究の進捗を盛り込んだものとなった。また、昨今重視される挿絵についても、その研究素材を提供し得たものと考えている。こうして各系統のテクストが公刊されることで、『曽我物語』研究の一層の進展が期待される。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi