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2023 年度 研究成果報告書

最盛期読本の総合的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K00344
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02010:日本文学関連
研究機関尾道市立大学

研究代表者

藤沢 毅  尾道市立大学, その他部局等, 教授 (20289268)

研究分担者 田中 則雄  島根大学, 学術研究院人文社会科学系, 教授 (00252891)
中尾 和昇  奈良大学, 文学部, 准教授 (00743741)
菱岡 憲司  山口県立大学, 国際文化学部, 准教授 (10548720)
藤川 玲満  お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (20509674)
菊池 庸介  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (30515838)
大屋 多詠子  青山学院大学, 文学部, 教授 (50451779)
天野 聡一  九州産業大学, 国際文化学部, 教授 (50596418)
木越 俊介  国文学研究資料館, 研究部, 教授 (80360056)
三宅 宏幸  愛知県立大学, 日本文化学部, 准教授 (90636086)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード読本 / 実録 / 書誌 / 書肆 / 出版
研究成果の概要

江戸時代の文学ジャンルの一つである「読本(よみほん)」の、出版数が最多である文化5年(1808)を基盤に、文化5年から同8年の間に出版された読本を内容(梗概、素材、構成、記述を含む)、書式、出版の様相の面から網羅的に調査し、各作品計82点の解題を作成。また、その結果に基づき、この期の読本の特徴について、各研究者の視点から論をまとめた。読本は文化5年に出版数の頂点を迎えたが、これは人気作者の登場とともに、それだけの数の読本を受け入れる読者がいたこと、またそれを踏まえた書肆が出版を進めたことが考えられる。書物の形態や装飾に力を注ぐ造本意識も発達した。

自由記述の分野

読本(よみほん)

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでは著名な作者や作品のみが注目され、研究対象となっていたが、文化5年(1808)から同8年に刊行された読本を網羅的に調査・考察することで、当時の読本というもののありかたを複眼的に把握することとなった。各作品に対して作成された解題は、この時期の読本全体の特徴を掴むに留まらず、各作品の研究の深化につながるであろう。また、著名な作者や作品の研究に偏った志向を是正することになる。この時期に出版された読本の諸相を考察したことで、同時代の他ジャンルの文学作品や芸術、あるいはこの前後の時代の読本を考える上でも有効なものとなっている。

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公開日: 2025-01-30  

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