研究課題/領域番号 |
20K00369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02020:中国文学関連
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
中野 知洋 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70372638)
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研究分担者 |
中村 みどり 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30434351)
高橋 俊 高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 教授 (10380297)
杉村 安幾子 日本女子大学, 文学部, 教授 (50334793)
城山 拓也 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (60749109)
奥野 行伸 佛教大学, 公私立大学の部局等, 非常勤講師 (00868028)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 重慶 / モダニズム文学 / 日中戦争 |
研究成果の概要 |
コロナ禍と重なり現地調査が一度も実施できないという特殊な状況ではあったが、日中戦争時期の重慶を中心として、共同研究者がそれぞれ自らの研究テーマを持ち寄って発表する形の研究例会を定期的に開催した。年に2回というペースは、概ね守ることができた。 日中戦争初期における葉浅予の抗日漫画研究、徐Xu・無名氏といった通俗小説、王平陵を中心とする国民党系の民族主義小説、重慶北郊の北碚地区における路Ling等の作家活動、同地区において刊行された雑誌『北碚月刊』の紹介等、多岐にわたる。
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自由記述の分野 |
中国文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東アジアの中でも中華圏が独自の経済発展を遂げ、存在感を示す一方で、中国とその周辺の地域との文化摩擦が取り沙汰されることも多い。中台関係に代表される今日的な問題の解決を模索しようとする際、それらの問題の根源が、日中戦争時期から国共内戦時期にかけて発生した諸課題にあると気がつくこともまた多いと言える。1940年代以降の混乱期に、中国知識人がどのような立場で文化活動を行い、状況の変化とともに活動拠点を中国国内やそれ以外の地域に移動し、情報を伝えたかを、様々な角度から考察し、今日的な問題にフィードバックすることが重要となる。
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