研究課題/領域番号 |
20K00442
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
渡久山 幸功 琉球大学, 国際地域創造学部, 客員研究員 (20412869)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | Okinawa / US military in Okinawa / American Literature / American novels / Island studies / Travel writing / Postcolonial theory |
研究実績の概要 |
日本アメリカ文学会第62回全国大学(於札幌学院大学江別キャンパス)で研究発表を行った。内容は Sarah Bird の沖縄を舞台にした二つの長編小説 Yokota Officers Club (2001年)と Above the East China Sea (2015年)を取り上げた。発表原稿タイトルは、「非公式の大使から魂の救済者へ―Sarah Bird の沖縄小説―」であり、この発表の一部を沖縄大学地域研究所の紀要『地域研究』第31号に発表した。論考タイトルは「非公式の大使によるトラベル・ライティング ―Sarah Bird の Yokota Officers Club―」で、著者の米軍政府統治下の沖縄住民に対する温かい根差しと同情心、及び、米軍組織の軍事作戦優先の論理の不合理性を分析・考察し、米軍政府統治下の沖縄社会・文化をポストコロニアル理論及びトラベルライティングの理論を応用して、解釈を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
4年目は、A Destiny between Two Worlds: A Novel about Okinawa (Jacques L. Fuqua 2015) 及び Okinawa Moon (Arthur C. Oroz 2013)を分析し、論考の執筆を進めることができた。(5年目にこれらの論考を書き上げる予定。)Sarah Bird の沖縄を舞台にした二つの長編小説 Yokota Officers Club (2001年)と Above the East China Sea (2015年)に関して研究発表や論考出版にこぎつけることが出来たので、「やや遅れている」と自己評価した。昨年同様、論文の執筆が予定より少なかったことがマイナス要因とした。
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今後の研究の推進方策 |
研究5年目の研究計画は、研究が遅れていることを考慮して、積極的に研究活動を進めていきたい。まず、具体的な予定としては、Destiny between Two Worlds 及び Okinawa Moon の2作品に関する執筆中の研究論文を書き上げたい。その成果をアメリカの学会で研究発表を行い、その時に、作家へのインタビューの実施ができるよう努力していきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年度は、アメリカの学会での研究発表を行うことが出来なかったので、5年目にはアメリカでの学会発表を実現したい。そのために旅費への出費とその研究発表に必要と思われる物品を購入予定。
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