研究課題/領域番号 |
20K00460
|
研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
高村 峰生 関西学院大学, 国際学部, 教授 (90634204)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
キーワード | ディストピア / マーガレット・アトウッド / フェミニズム |
研究実績の概要 |
2023年度前半においては、イギリスのエガムとロンドンに滞在し、文献資料の分析を進めることができた。また、当地の演劇、とくにアーサー・ミラーの『るつぼ』を鑑賞し、ディストピアについての理解を深めることができた。 共著『マーガレット・アトウッド「侍女の物語を読む」』(水声社)が刊行された。この刊行に基づき、3月24日にヴァージニア・ウルフ協会の例会にてシンポジウムを行い、そこでドラマ版の『侍女の物語』についての発表を行った。 また、2月から3月にかけては、次号の『表象』のためにサラ・ジャクソンの著書の一章を翻訳した。それに伴って、エレーヌ・シクスーの最近の著作を精読した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初想定していたよりもディストピアの抱えるテーマ的な課題が多く、さらに近年のこの分野における著作の量が膨大であり、資料の読解に時間がかかっている。
|
今後の研究の推進方策 |
2024年度中にこれまでの研究成果を一冊の本にまとめたいと考えている。
|
次年度使用額が生じた理由 |
研究計画に一部遅れが生じたため。 2024年度は、使用額残高を研究書の図書資料購入に充てたい。
|