研究課題/領域番号 |
20K00461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 神戸女学院大学 |
研究代表者 |
古村 敏明 神戸女学院大学, 文学部, 教授 (90632571)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | American Poetry / Ethical Empathy / Multiethnic Comparative / Animal Ethics / Translation Studies |
研究成果の概要 |
研究期間全体を通じて実施した研究の成果としては、倫理的共感をテーマとした多民族比較詩学分野の国際共著が、本助成の中心的な成果物となる。助成期間中に研究調査が完了しており、現在執筆が進行していること、及び、2023年に出版社へのアプローチを開始した際の感触などから、1~3年内の刊行が想定される。他の成果としては、派生課題を含む関連課題の論文3件、学会発表9件(うち1件は予定)、学会セッション主催3件(うち1件は予定)、などがある。2020年のパンデミック発生によって申請時当初の計画からいくつか変更点が生じたが、本助成によって生産的な研究活動ができたことを、心より感謝申し上げたい。
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自由記述の分野 |
American Poetry
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、共感の必要性が再確認された原点である20世紀中盤から、21世紀の現在までのアメリカ詩の軌跡をたどり、「倫理的共感(ethical empathy)」という概念を提示する。本研究の目的は、文学的意義としては、従来の共感の概念の限界を分析し、現代アメリカ詩が体現する、より高い倫理性を持つ共感という概念を解明すること、そして、より普遍的な社会的意義としては ethical empathy がもたらしうる寛容で生きやすい社会の可能性について思索することである。「倫理的共感」を定義し認知することは、tribalism に戻る様相を見せ始めている社会が融和性を復元する可能性を探る手助けになる。
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