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2023 年度 研究成果報告書

草月会資料調査に基づく戦後前衛芸術の研究-安部公房・勅使河原宏を軸に

研究課題

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研究課題/領域番号 20K00519
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02050:文学一般関連
研究機関甲南大学

研究代表者

友田 義行  甲南大学, 文学部, 准教授 (40516803)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード安部公房 / 勅使河原宏 / アダプテーション / 日本近現代文学 / 映画 / 前衛芸術 / アヴァンギャルド
研究成果の概要

戦後日本のアヴァンギャルド芸術運動において、文学・映画・戯曲等のジャンルを横断した実践がどのように結実したか、その実態と意義の一部を新たに解明することができた。草月会資料室などでの調査に基づき、『いけばな』、『爆走』、『1日240時間』、『フィルム・モザイク』、『けものたちは故郷をめざす』といった作品に関する論考を発表したほか、『爆走』についてはフィルムのデジタル復元を行った。編著『フィルムメーカーズ22勅使河原宏』や、エジンバラ大学出版から刊行予定の論文集などで、映画監督としての勅使河原宏の仕事を、その背景とともに詳細に論じた。また、地域の映画館とも共同企画を立て、研究成果の発信に努めた。

自由記述の分野

日本近現代文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

戦後日本のアヴァンギャルド芸術運動において、ジャンルを横断した実践がどのように結実したか、その実態と意義の一部を新たに解明したことは、主に日本文学史、日本映画史、日本美術史、文学と映画の比較研究といった学術領域に新たな知見と一定のインパクトをもたらした。特に、一般財団法人草月会所蔵のフィルムをデジタル化し、映画館や国際映画祭での特別上映を実現できたことは、学術的貢献にとどまらず、一般の映画ファンにも日本映画の魅力を訴える社会的意義があった。『フィルムメーカーズ22勅使河原宏』や、エジンバラ大学出版から刊行予定の論文集も、日本の前衛芸術運動に関する知見を国内外に広く波及させるだろう。

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公開日: 2025-01-30  

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